2015.12.25
関西電力医学研究所 清野 裕 所長、矢部 大介 副所長、同糖尿病研究センター 桑田 仁司 部長らの研究グループは、米飯に先んじて魚料理や肉料理を喫食する「食べる順番」により、胃運動がゆるやかになり、食後の血糖上昇が是正されることを、健常者と2型糖尿病患者において明らかにしました。さらに、このような「食べる順番」が、糖尿病の予防や治療で注目されているインクレチン(GLP-1、GIP)の分泌を促進することも見出しました。今回の研究により「食べる順番」の科学的根拠が示されたことで、今後、糖尿病の予防や治療において、「食べる順番」に配慮した食事療法に期待が集まります。
本研究成果は、2015年12月24日に欧州糖尿病学会機関誌「Diabetologia」(オンライン版)で公開されました。
出版社ホームページ:
http://link.springer.com/article/10.1007/s00125-015-3841-z
プレスリリース資料:
DY-20151223_MealSequence_Diabetologia_rev
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